MP3の音楽をある部分だけカットしてBGMに使いたい、曲のボーカル部分だけを消してカラオケ用に編集した、曲の無音時間を消したい、ある音声の一部分をカットしたいときなど音声ファイルを編集したい方も多いのではないでしょうか?そんな時に利用できる無料の編集ソフトがたくさんございます。
MP3とは、音声データを圧縮する方式およびファイル形式の一つで、音楽ファイルに使わていることが多いと思います。今回はそのMP3を皆さんのお好みに合わせて、編集できる無料のソフトをご紹介します。
是非この記事を参考にして、自分に合った無料編集ソフトを見つけてください。
音楽編集ソフトとは、音声ファイルをトリミング、速度変更、連結、などの処理を行えるものです。その中でもMP3は音楽ファイルによく使われている音声形式なので、MP3に対応している編集ソフトが多く存在します。またMP3の編集はソフトだけでなくオンラインツールもございます。
オンラインツールはソフトをダウンロードする必要がなく手軽に編集ができるのが特徴です。今回はオンラインツールも少しご紹介しますので、気になる方は是非参考にしてください。
MP3を編集するには主にパソコンでダウンロードできるソフトを使用します。ダウンロード方法は簡単で、それぞれのダウンロードサイトからソフトをダウンロードし編集作業を始めるだけです。
無料版で提供しているソフトも多くあり、基本的な編集しか行わない場合は、無料版でも十分なものが多いです。使い方はソフトによって向き不向きがあると思うので、良いと思ったソフトをダウンロードし、合わないと思ったら他のソフトに乗り換えましょう。
ソフトによっては音質が劣化する場合もあります。音質が劣化する原因は、編集したファイルを保存する時に、再エンコードすることにあります。音質を保ちたいのであれば、再エンコードせずに音声ファイルを保存するソフトを使用しましょう。
データを圧縮する方式のうち、圧縮符号化する過程で、データの一部を改変・欠落することを許容し効率よくデータを圧縮する手法。画像や、動画、音声などでよく利用される方式で、僅かにデータが異なっていても人間が気付きにくい特性を生かした圧縮方法。
今回は、音声編集が初心者の方でも使いやすい無料ソフトをご紹介します。
ご紹介するおすすめのMP3編集無料ソフトはこちらです。
それぞれの無料ソフトの特徴と基本的な情報をご紹介します。
VideoProcは、初心者でも比較的使いやすいMP3編集ソフトの1つです。大きな特徴は、ほとんどの音楽ファイル形式に対応していること。使い方はシンプルで、連結、分割、形式変換、録音など基本的な編集が行えます。
欠点は、音楽のトリミングや、エフェクトの追加が出来ないこと。また無料版では編集できる音声の長さが5分以内と短めです。そのため本格的な編集を行いたい方には他のソフトをおすすめします。
ちなみに有料版の料金は以下の通りです。
MP3DirectCut はMP3やMMC向けのソフトです。機能はトリミング、分割、結合、エフェクト、録音など基本的なものが揃っていて、完全無料で利用することができます。
またMP3DirectCutは音声を保存する際、再エンコードしないため、音質を保ったまま音声を編集することができます。欠点は対応している音声ファイルが少ない事ですが、MP3を編集したい人にとっては十分使えるソフトです。
Audacityは豊富な機能が完全無料で利用できるソフトです。主な機能は、トリミング、分割、結合、エフェクト、録音、ノイズ除去に加え外部プラグインをインストールすれば、WEBからダウンロードした自分の好きなエフェクトを追加できます。
ただ多機能なため、初心者には扱いづらいソフトです。その他欠点は動作が遅くなる場合があったり、ソフトが時々落ちてしまったりする点です。
ねおんは日本製のMP3編集ソフトです。大きな特徴は音声ファイルからボーカル部分を取り除き、カラオケのような音声を作成することができることです。逆に、ボーカル部分だけを切り取ることもできます。その他、キーチェンジ機能、速度変更、再生しながら歌のボリュームを調整できます。
画面もシンプルで見やすいため、直感的に使えます。欠点としてはMP3ファイルにより、確実にボーカル部分をカットできない場合があることです。
SoundEngine Freeは簡易モードと、ノーマルモードが用意されており、用途に合わせて使い分けできるのが嬉しいポイントです。主な特徴は波形の音声データを見ながら音声ファイルを編集すること。
基本的な機能は、トリミング、分割、連結、エフェクト、録音、があります。欠点はプラグインを入れないと、MP3の音楽ファイルを編集&保存することができません。
WavePadは、プロのような音声編集ができるソフト。わかりやすい日本語なので、インストールから簡単にできるのが嬉しいポイントです。
主な機能は、トリミング、分割、結合、エフェクト、ノイズ除去、プラグインなど基本的な機能の加え、逆再生、着メロの作成もできます。ただ、一部機能は無料版では使うことができないため、まずは無料版を使ってみて物足りないようでしたら有料版に切り替えることをおすすめします。
LosslessCutはMP3DirectCut はMP3DirectCut と同じくデコード、再エンコード処理を行わずに動画編集を行うことができるため、音声を劣化させないことと、高速でカット処理できることが大きな特徴です。
また操作画面も分かりやすく使いやすいため、初心者の方にもおすすめです。欠点はLosslessCutで編集した音声がずれる場合があったり、MP3の音声調整が出来ないことです。
【ダウンロード方法】
LosslessCutはダウンロード画面が分かりにくいため、こちらの画像を参考にしてください。ダウンロードサイトを開いて「LosslessCut-win.exe」または「LosslessCut-win.zip」をPCにダウンロードする。
Ocenaudio の特徴は軽い動作で、編集画面もシンプルで初心者の方でも簡単に利用できる点です。操作もしやすく、ドラッグアンドドロップで1 つまたは複数の音声ファイルを読み込むことができます。
主な機能は、トリミング、分割、結合、エフェクト、録音、プラグインがあります。欠点としては、複雑な機能はあまりないため、本格的な編集を行いたい方は物足りないと感じてしまうでしょう。
最後にMP3を編集するオンラインツールをご紹介します。先ほど少し説明しましたが、オンラインツールのメリットはインストールが不要で簡単に使うことができることです。
ご紹介するおすすめのオンラインツールははこちらです。
それぞれのオンラインツールの特徴と基本的な情報をご紹介します。
Online MP3 Cutterの主な機能は、音声のトリミング、カット、フェードイン・フェードアウト、その他にiPhoneの着信音など作成できます。最大のメリットはこれらのすべてがブラウザ上で行うことができる点です。機能は少なめですが、目的に合ったものがあれば手軽に使うのも良いでしょう。
AudioMassの主な機能は、音声のカット、フェードイン・フェードアウト、倍速・スローモーション・逆再生、ノイズ除去などです。オンラインと思えないほど使える機能が多く、簡単な音声の編集がしたい方にとっては十分だと思います。日本語対応がしていませんが、編集画面はシンプルで分かりやすいため、少し慣れればすぐに使いこなすことができます。
Bearオーディオエディターの主な機能は、音声のトリミング、分割、連結、フェードイン・フェードアウト、ボリューム調整などです。最大の特徴はHTML5ベースのオンラインツールのため、サーバーに音声ファイルをアップロードする必要がない事。気軽に音声の編集を試してみたいときに、利用してみましょう。
以上MP3を編集する無料のソフトとオンラインツールをご紹介しました。MP3を編集する無料ソフトはたくさんあり、機能や、画面の見やすさなどを考慮してソフトを決めると良いでしょう。またソフトによってできる機能、できない機能が大きく分かれるので、使いたい機能があるかきちんと調べておきましょう。
簡単に編集を行いたい場合は、オンラインツールを試してみるのも良いです。是非、この記事を参考にして音声編集を楽しんでいただければ幸いです。