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「ゲーム実況を作りたいけど難しい操作は嫌だ」「PCの簡単に画面キャプチャーしたい」と思ったとき、どのアプリを使うかで悩みたくないでしょう。現在画面キャプチャーできるアプリはPCやスマホ、タブレットを含めて数多く存在しております。アプリ選びだけで多くの時間を要してしまいますそこで今回の記事では初心者でも簡単に画面録画できる「Bandicam」について、使い方も含めてご紹介していきましょう。
Bandicamとは、Bandicam Companyが開発している動画キャプチャー専用アプリで、ゲーム実況やSNS用の動画制作用キャプチャー動画を作る事ができます。本アプリには複雑な動画編集機能は搭載されておらず、動画キャプチャーに焦点を絞っているため、操作が簡単で初心者にも優しいアプリとなっています。※複雑な動画編集をしたい場合は別途、動画編集アプリが必要です。
ここではBandicamに搭載されている主な機能について見ていきましょう。
画面キャプチャーはBandicamの要ともいえる機能です。最大4K(3840x2160)での録画に対応しており、Webカメラを利用すれば、ゲーム操作画面とプレイ中の自分の動画を同時にキャプチャーできます。ゲーム実況やYouTube動画を再生するのに向いています。
ゲーム中の画面キャプチャーはPCに負荷が高いため、場合によっては強制終了してしまうこともあります。しかしBandicamのゲーム録画モードでは、初期設定でOpenGLかDirectXを選択しましょう。そうするとそのゲームに特化した録画方法を行うため、負荷が小さく強制終了するといった問題からも開放されます。
デバイスモードではTVチューナーやゲーム機、スマホやタブレットなどのミラーリング画像に合わせて録画環境を最適化が可能です。接続した機器によって自動的に判断するため、ユーザー側で操作をする必要は何もありません。
Bandicamには、キャプチャー動画を簡単に編集する便利機能が搭載されています。
録画中の動画に対してリアルタイムで文字や絵、グラフや図形といったものを書き込めます。ライブ配信での説明や、講義などの状況でもスムーズな動画作成が可能です。
ゲーム実況などで利用されるダブル録画(Webカメラとの同時録画)や、自作したロゴ、テキストをリアルタイムに重ねて行けます。
録画中に外部マイクや、オーディオインターフェイスを利用した音声を同時に録画可能です。
説明動画などで使うクリックのアニメーションをリアルタイムで使用できます。講義や説明動画を作成する際に利用できる機能です。
動画編集アプリに搭載されている機能をリアルタイムで利用可能です。ライブ配信で合成動画を作る際などにおすすめと言えるでしょう。
Nvidia、AMD、IntelなどのGPUを利用して処理を行う、GPUアクセラレーションに対応しています。高速なエンコードが可能です。
Bandicamは無料でダウンロードすることが可能ですが、期限付きであるためすべての機能を利用するためには製品版を購入する必要があります。とはいえBandicamは比較的リーズナブルな価格で、セールなども頻繁に行っています。タイミングによっては低価格で購入可能です。
PC1台にしか使用しない場合は、1-PCライセンス4,400円を購入すると良いでしょう。※セールは2ライセンスやバンドル品に多いため、複数のPCで使用する予定のある人はそちらをおすすめします。
無料版では最大10分までのキャプチャーしかできず、動画にBandicamのウォーターマークが表示されてしまいます。実質お試し用となります(実用では使えません)。それ以外の機能は製品版と同じです。
Bandcamは初期のWindows OSにも対応しており、動作環境も低いことから低スペックなPCでも利用可能です。ただしゲーム実況などの場合は、ゲーム自体にマシンパワーが必要です。必然的にハイスペックPCが必要になります。
ここでは実際にBandicamをダウンロードしてインストールしてみましょう。
1. https://www.bandicam.jp/downloads/からBandicamをダウンロードします。
2. ダウンロードが完了したら、インストーラーを起動し、「日本語」を選択して「OK」をクリックします。
3. セットアップウィザードを開いて「次へ」をクリックし、ライセンス契約書画面で「同意する」をクリックします。
4. コンポーネントを選択して「次へ」をクリックし、インストール先を選択して「インストール」を開始します。
5. 「セットアップウィザードは完了しました。」と表示されたら、「完了」をクリックしてインストールを終了します。
6. インストールが完了したら、Bandicamを起動し、画面右上にある「鍵」アイコンをクリックして「ユーザー認証」ウィンドウを開きます。
7. 製品版を購入している場合は、「2」と「3」に登録時のメールアドレスと、ライセンスキーを入力しましょう。※無料版の場合は、この操作は必要ありません。
Bandicamを使って、実際に画面キャプチャーする方法を解説します。
1. Bandicamを起動し、「画面録画モード」から「フルスクリーン」をクリックして、ディスプレイを選択します(複数のディスプレイを利用している場合)。※複数のディスプレイを同時録画も可能です。
2. RECボタンをクリックするか、「F12」を押すと、画面キャプチャーが開始されます。
3. キャプチャーを終了する場合は「停止」ボタン(RECボタンと同じ位置)をクリックするか、「F12」をクリックすると停止します。
4. 画面左にある「ホーム」から「動画」タブをクリックすると、先ほど録画した動画ファイルのリストが表示されます。ここからさらに編集する場合は「編集」、アップロードする場合は「アップロード」をクリックしてください(YouTube、Vimeoへのアップロードが可能)。
1. Bandicamを起動し画面左上の「▼」をクリックして、「録画範囲の選択」をクリックします。
2. ドラッグしながら録画したい範囲を選択します(枠線の内側が録画範囲)。
3. 範囲を指定したら録画したいタイミングで「REC」ボタンをクリックするか、「F12」を押して録画を開始します。
4. 録画を終了する場合は、「■」ボタンをクリックするか「F12」を押して終了します。
5. 画面録画が完了したら、フルスクリーンキャプチャと同じように編集、アップロードなどを行います。
1. Bandicamwを起動し、画面左側にある「ビデオ」タブから「設定」を選択し、「Webカメラ」を開き、「Webカメラ映像をキャプチャーする」にチェックを入れておきます。
2. 「クロマキー合成」を有効にして、背景色を選択します。
3. この状態で録画を開始すると、Webカメラの被写体が表示されます(ゲーム画像と合成することで、下記のような効果を得られます)。
ゲーム実況動画に特化したゲーム録画モードを使って、高品質なゲーム動画を録画する手順を紹介します。
1. Bandicamの設定画面を開きます。
2. フレームレートの「・・・」をクリックして「フレームレートの設定」画面を開き、CFR優先・固定フレームレート」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
この方法によって、映像と音がズレるといったトラブルを防止できます。
1. Bandicamを開き、画面左上の「コントローラ」アイコンをクリックし、録画の準備をおこないます。※フルスクリーンか指定範囲を選択してください。
2. ゲーム画面を起動し、画面上部に緑色の数字が表示されることを確認します。
3. 実況ボイスを録音する場合は、マイクのアイコンをクリックしておきましょう。
4. 「F12」を押して、録画を開始します。※録画を開始すると、ゲーム画面上の数字が赤色に変化します。
5. 録画が完了したら、「F12」を押して録画を終了します。※録画が終了すると、ゲーム画面上の数字が緑に戻ります。
これで高品質なゲーム実況画面を録画できました。安定性を高めるため、必ず環境に合わせたDirectX/OpenGLの設定を行っておきましょう。
今回の記事では、Bandicamの特徴と使い方について解説いたしました。豊富な機能が搭載されているものの、操作性は簡単なので初心者でも迷わず使えます。さらに高度な動画編集を行いたい場合は、別のアプリを併用すると良いかもしれません。