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まずこれまで使用したことのない人のために、宛名職人とはどのようなソフトなのかについてみていきましょう。Macユーザーの間で広く支持されている年賀状ソフトになります。
宛名職人はソースネクストというところから発売されている年賀状ソフトです。Mac用のソフトになりますので、自分で年賀状制作してみたいと思っているMacユーザーにはおすすめです。1993年に発売開始されているので、実に足掛け25年以上販売されているロングセラーです。しかもその中で何度もバージョンアップしています。その結果、どんどん使い勝手のいいソフトにレベルアップしていると評判です。
宛名職人の魅力として見逃せないのは、そのバリエーションの豊富さです。素材は15万点以上のバラエティに富んだラインナップです。しかも新着デザインも1,000単位で続々投入されています。収録されているフォント数も15書体を数えます。年賀状ソフトを利用すると、どうしてもありきたりなものになってしまうと不安に感じている人もいるでしょう。しかし宛名職人であればバラエティに富んでいるので、ほかにはない自分ならではの年賀状に仕上げることも可能です。
最近では家族写真を年賀状にあしらうスタイルもかなり定着してきました。中には家族や子供の写真を年賀状で活用したいと思っている人もいるでしょう。宛名職人の場合、Macに保存されている画像を年賀状に使用することも可能です。その他にもiPhoneユーザーであれば、スマホで撮影した写真を年賀状で活用できるようになっています。しかも使い方も簡単です。年賀状で使用したい画像をテンプレにドラッグ・アン・ドロップすればいいです。画像にコメントを加えることも可能です。
宛名職人を利用するためにはソフトをインストールして、初期設定するところから始めます。どのような手順で初期設定をすればいいか、まずはくわしく見ていきます。
公式サイト:https://www.sourcenext.com/product/atenasyokunin/
まずはダウンロードしましょう。ソースネクストの公式ページから購入することは可能です。パソコンにインストールできたら、起動しましょう。ちなみに1つのライセンスで最高5台のMac端末にインストールすることができます。家族それぞれがライセンス1つで共有できるので、各々で年賀状を作成したいと思っている家庭にもおすすめです。
ソフトを起動したら、ライセンス認証のダイアログが出現します。ここにシリアル番号を入力しましょう。シリアル番号は購入した際に割り振られるはずです。その番号を入力してください。続いていくつか設定画面でメッセージが出てくるはずです。その指示に従って、必要な手続きを進めましょう。
この時ソースネクストのIDとライセンスキーが必要になります。これらの情報を手元に用意しておくと、スムーズに作業が進められます。全ての作業が完了すると、メニューバーのところに楕円形の空白の含まれた円状のアイコンが出現するはずです。これがソースネクストのアイコンです。
ライセンス認証が完了すると、次にクイックスタート画面が立ち上がるでしょう。この画面の右下のところに「次へ」ボタンがありますので、こちらをクリックします。すると差出人情報の設定が行えます。自分の名前や住所などの基本情報を広告別に設定します。家族の場合、連名設定することも可能です。
ちなみに差出人設定ですが、最初に行う必要はありません。この場合「あとで設定する」ボタンをクリックしてスルーしましょう。後に設定する際には、メインメニューン「差出人の編集」を選択すれば設定できます。
次に住所録の設定を行います。はじめての場合には「連絡先から読み込む」もしくは「新規作成する」のいずれかから選ぶ形になるでしょう。前に宛名職人を購入したことがある、ほかの年賀状ソフトを使用してそこからスライドするのであれば「他ソフトや旧バージョンの住所録を読み込む」を選択することも可能です。
もしパソコンが故障すると、宛名職人で登録されている住所録データが失われる恐れもあります。そこで「住所録をバックアップする」にチェックを入れておきましょう。iCloudにバックアップを取っておけば、パソコンが故障して使えなくなってもデータは失われないのでおすすめです。全て住所録の登録ができれば、名前を付けて保存します。これで初期設定についてはすべて完了です。
初期設定が完了したところで、宛名名人でどのように年賀状を作成すればいいかについてみていきます。レイアウトや文体などの設定をするだけなので、さほど難しい作業ではありません。
まずは年賀状をどのようなデザインにするか、レイアウトを決めましょう。トップページの「宛名・デザイン」というメニューをクリックします。するといくつか選択肢が出てくるので「デザイン面」というところをクリックしてください。次に「裏面デザインを作成・開く」というダイアログが出てきます。
この中で「裏面デザインを新規に作成する」というところをクリックして、下部の「OK」ボタンをクリックしましょう。するといろいろなテンプレが現れます。その中でお気に入りのものがあれば、その選択肢のところでクリックしましょう。
年賀状のテンプレが見つかったら、必要に応じて文字入力をしましょう。文字入力する際には上部に「T」というアイコンがあるでしょう。こちらをクリックすると、自分の好きなメッセージを入れることができます。目ぼしいメッセージが思い浮かばないというのであれば、宛名職人には文例集が用意されています。先ほどの「T」アイコンの隣に「文例集から入力」というボタンがあります。こちらをクリックすると、年始の挨拶にふさわしい文例がいろいろと出てきます。この中でしっくりくるものを選ぶといいでしょう。
年賀はがきに家族や子供の写真を入れたいと思っていませんか?その場合、宛名職人であれば簡単に画像を取り込めます。宛名職人のテンプレの中には写真を取り込めるものもあります。テンプレの中に「ここにドロップ」と書かれているものです。その指示の通りに、使いたい画像をこの領域にドラッグ・アンド・ドロップするだけです。
簡単にできるので、写真入りの年賀状を作ってみたいと思っている人はこれを機にチャレンジしてみませんか?ちなみに対応しているファイル形式ですが、jpgやpngなどのメジャーなものであれば、すべて対応しているようです。PDFファイル形式の画像も盛り込むことができます。
宛名職人では、いろいろなスタンプもラインナップしています。ワンポイントを入れたいと思ったら、このスタンプを活用するといいでしょう。干支や正月らしい縁起物、吹き出し、文字などさまざまなジャンルのスタンプが用意されているので、一度目を通してみるのはいかがですか?
年賀状のデザインがあらかた決まったところで、今度はあて名書きです。登録した住所録を使って、簡単に相手の名前や住所を書き込むことができます。
住所録にある「テンプレートセレクタ」を使えば、年賀はがきの種類を選択できます。年賀はがきを見てみると、微妙に種類によってレイアウトが異なります。年賀はがきの種類を選択できれば、郵便番号の枠の位置も正しく対応できるので意外と便利な機能といえます。ちなみに海外の人向けのテンプレも用意されているのが、宛名職人の特色の一つです。横書きなどのテンプレもありますので、活用してみるといいでしょう。
住所録の情報そのまま印刷することもできれば、自分の好きなように設定し直すことも可能です。例えば都道府県名を省略するかどうかも任意で決められます。中には「政令指定都市のみ省略する」といった選択肢もあります。
その他には宛先の敬称についても自由に変更できるようになっています。「様」のほかにも「殿」「先生」などの選択肢も用意されています。さらに得意先の会社に年賀状を送る場合には「御中」という選択肢も最初から用意されています。
家族で年賀状を出す場合、自分だけでなく家族の名前も連名で作成したいという人もいるでしょう。宛名職人では、10人以上連名で入力できます。大家族であっても、すべての名前を掲載することができるでしょう。
宛先の設定がすべて終わったところで、レイアウトを確認できます。もし書体が違うなと思ったのであれば、変更するといいでしょう。宛名職人のいいところは、書体もラインナップも充実している点です。日本語だけでも36書体です。その他にも数字で40書体・欧文79書体で155書体用意されています。これだけ充実していれば、お気に入りのフォントが見つかるはずです。
宛名職人は、初心者にもやさしい年賀状作成ソフトといえます。書体やテンプレのバリエーションも豊富なので、自分オリジナルの年賀状を作成することも十分可能です。発売から25年以上経過していて、今なお多くのユーザーを抱えている人気ソフトです。画像も簡単に取り込めますので、Macユーザーで年賀状ソフトを探しているというのであれば、宛名職人の導入も検討してみませんか?