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B's RecorderはWindows3.1時代から存在するCDオーサリングツールで、バージョンアップとともにDVD、ブルーレイといったメディアにも対応するようになりました。現在では、各メーカーから無料、有料問わず、オーサリングツールが配布されていますが、その中でも老舗の「B's Recorder」にはどんな機能があるのか気になるところだと思います。
そこで、本記事では、B's Recorderの使い方と特性について、徹底的に解説していきたいと思います。
また、よりコストパフォーマンスの高いDVDオーサリングソフトであるDvdFab DVD 作成をお勧めします。
B's Recorderは、株式会社ビー・エイチ・エーが開発したCD/DVDライティングツールですが、現在は商標権やプログラム著作権が譲渡され、ソースネクスト社が開発、販売を行っています。もともとはCD/DVDライティング専門でしたが、バージョンアップによって、DVDオーサリングやBlu-ray機能などが搭載され、ディスクメディアの複合的なオーサリングソフトとして完成されています。
1994年当時からWindows、Mac用に開発されており、その後もマルチプラットフォームとして販売されていましたが、2006年のアップデートを最後にMac版は開発終了しています。(以後はWindowsのみ)
B's Recorderには、無印版のB's Recorderと上位版のB's Recorder GOLDがあります。二つのバージョンには以下の違いがあります。
引用:SOURCENEXT
価格はもちろんですが、GOLD版では音声ファイル編集、動画編集、Web録画といった編集機能が強化されており、よりこだわりのDVDやブルーレイを作成できるようになっています。ただし、これらの機能は、他のツールでも代用が効いてしまうため、すでに動画編集ソフトを保持している場合は大きなメリットにはならないでしょう。
引用:バブル世代の気になる日記!
マルチメディア系のツールを持っていない人ならGOLD版がオススメです。
引用:Amazon
B’s Recorderのパッケージ版を購入するか、ダウンロード版を購入してインストール、認証作業を行ってください。
※パッケージ版の場合はインストールガイドがついているので、初心者の方にはオススメです。
ここから、B’s Recorderの基本的な使い方について解説していきたいと思います。まずはトップ画面から見ていきましょう。
引用:SOURCENEXT
B’s Recorderは視認性の高いUIとわかりやすい日本語表記で初心者にも優しいデザインです。またDVD作成に重要な、「ファイルからISOファイルを作る機能」は、MP4やAVIなどのファイルからDVDプレーヤーで再生できるデータを作る機能なので、さまざまな動画を複合させたい人には欠かせない機能と言えるでしょう。※作成したファイルやディスクは暗号化できるため、不正コピーなどを防止することができます。
1. 「機能で選ぶ」から「ビデオ」アイコンを選択します。
2. メディア作成画面が表示されたら、画面左下にある「焼きたいデータをここに」に保存した音声、動画ファイルをドラッグ&ドロップするだけです。※観賞用DVDやBlu-rayを作成するなら動画ファイルのみにしましょう。
引用:SOURCENEXT
3. 取り込んだら、画面右側にある「書き込み」ボタンをクリックすることでDVDやブルーレイに書き込みが可能です。
B’s Recorderは、ディスク容量を超えてしまったデータを自動で分割して、2枚のディスクに納めるように自動調整します。また、ファイル単体での分割に対応しており、よりカスタマイズ性の高いディスクメディアを作成可能です。
引用:SOURCENEXT
1. コピー用CD /DVDを挿入してスタートパネルから「ディスクのコピー」をクリックして画面を開きます。
2. 「送り側ドライブ」と「受け側ドライブ」を同一にして「開始」を行えばすぐにコピーが開始されます。(ドライブが2機以上ある場合は別のドライブを指定しても良いでしょう)※市販・レンタルDVDのコピーガードを解除して保存することはできません。)
トップパネルの「まとめディスク」を使えば、CD、DVDのデータを簡単に一枚のBlu-rayディスクに保存することができます。データをもまとめてしまいたいときにオススメです。
ビデオ作成機能を利用すれば、DVDメニューやチャプター付きの動画を作成することが可能です。(オーサリング機能)
AVI、MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4、MPEG-4(H.264)、WMVの動画ファイルをまとめて一枚のDVDを簡単に作成することができます。ただし、音声や静止画のDVDは作成できません。
1. 対応した動画ファイル「AVI、MPEG-1.2.3.4(H264)、WMV」をドラッグ&ドロップして読み込みます。
2. 画面下にあるバーで容量をチェックして、任意のDVDをドライブにセットし、「開始」をクリックしてDVDを作成します。※容量に合わせてディスクメディアを投入してください。DVD(4.7GB)、DVD+R DL(9.4GB)ディスク
引用:SOURCENEXT
画面下には、CDやDVDのデータをリアルタイムで表示するバーがあり、データ容量を把握しながら動画データを追加することができます。また、作成したDVDにはパスワード機能をつけることができるので、特定の人しか視聴できないといった方法も利用可能です。
B’s Recorderには、HDDからのバックアップ、CD/DVDメディアからのバックアップを作成する機能があり、リカバリーメディアを作るのに最適です。また、バージョン18からUSBメモリブートディスク作成にも対応しています。
引用:SOURCENEXT
社外製バックアップソフトはわかりにくいものが多く、英語表記のものも少なくありませんが、B’s Recorderであれば、そういった心配もありません。ガイドラインに従って操作するのみで簡単にリカバリーディスクを作成できます。
引用:SOURCENEXT
特定の時間に自動バックアップを行うことも可能です。突然のデータ消失時にも安心です。
DVDFab DVD 作成はあらゆる種類の動画からDVDディスクなどを作成するができます。このソフトはほかのソフトより対応できる動作環境が多く、WindowsとMacOSに対応できます。有料ソフトですが、月額は納得できる範囲内で、無料お試しもできます。また、操作も簡単で、初心者でも使いやすいと思います。
機能として、180以上の動画フォーマットをサポートし、動画を空のDVDディスク、ISOファイル、フォルダーに保存することができ、高画質のDVD作成できます。また、個性的なメニューを作成するための多彩なメニューテンプレートを提供しています。
公式サイトはこちら。ダウンロードして試すことをお勧めします。
今回の記事ではB's Recorderの使い方について解説いたしました。B's Recorderは無印版でも、CDやDVDに関する機能を網羅しているため、非常にコスパの高い製品だと言えます。
他に音楽編集ソフトや動画編集ソフトを持っている人は、無印B's Recorderを。画面録画や動画編集なども一つのソフトにまとめたいという人はB's Recorder GOLDを検討するといいと思います。気になっている人は、無印から購入して、GOLDにアップグレードするのもいいかもしれませんね。