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みんなの筆王は低価格でありながらも高性能を実現させた、ハガキや住所録を作るための「筆王」シリーズのソフトです。みんなの筆王はデザイン作成までなら、無料にて使用可能(印刷ではじめて有料になります)です。おまけにパソコンやAndroidや、iPhone端末のスマホでも使えます。今回は専用アプリが必要なスマホとは違う、ソフトインストールなしで使えるパソコンでの使い方をご紹介しましょう。また主にハガキ裏面となる、デザインの編集方法に内容を絞って詳しく解説していきます。
使うにはまず、ソースネクストIDを登録する必要があります(すでにある方はログインしてください)。こちらのページ上で、まずは「ソースネクストIDを作成する」ボタンを押しましょう。
https://www.sourcenext.com/sc/webfudeoh/front/loginview
クリックしたらメールアドレスを入力します。届いたら記載URLをクリックしましょう。受信トレイにない場合は、迷惑メールに振り込まれていないか確認してください。もしくはすぐに届かない事も考えられるので、そのときはしばらく待ってみてください。
URLをクリックしたら名前や設定するパスワードを入力して登録、マイページに進みます。マイページに入ったのを確認したら再度以下のページに飛びましょう。
https://www.sourcenext.com/sc/webfudeoh/front/loginview
今度は「ログイン」タブを押して、設定したIDとパスワードを入力して「ログイン」ボタンを押してください。
押したら「使用許諾条件書」の内容を一通り読んでから、「同意する」ボタンをクリックします。
ログインしたら次の画面が出るため、上部の「新規作成」ボタンをクリックしましょう。
「写真年賀状」や「誕生日/祝い」など、選択肢のなかで「写真年賀状」が自動的に選ばれているはずです。季節柄もあって今回はそのまま、「写真年賀状」を選びます。
ちなみに「写真年賀状」と「イラスト年賀状」は、「カジュアル」と「フォーマル」、「おしゃれ」と「白紙」の4つにわかれているのです。ここでは使いやすさを優先して「フォーマル」にします。そうするとそのまま使えて、変えられる年賀状素材一覧が表示されます。今回は一番右端上を選んでみました。
編集したい素材をクリックしたら、次のように新しい枠となって出てくるので「編集」ボタンを押します。
左側の画像選択から画像を選んで、スタンプのように上から貼り付けていきましょう。画像は可愛らしいテイストから、比較的フォーマルな内容のイラストがあります。また賀正や2022などの文字など、さまざま種類のものが用意されています。
その一覧から『2022』を選びましょう。選んだら真ん中に出現しました。
出現したスタンプの右上端に、矢印が両方向に伸びたマーク(※『矢印マーク』と呼びます)が出ます。これをドラッグするだけで、拡大・縮小や回転ができます。また真ん中など『矢印マーク』のない位置である、空白をドラッグすれば位置調整が可能です。
なにか違うなと思ったらキーボード上の「Delete」ボタンを押しましょう。次の枠を出して「削除」ボタンを押せば消せます。
ドラッグ・アンド・ドロップ操作ではできないことが、次にご紹介する選択肢の追加にて可能です。やり方はまずスタンプをクリックします。そうすると「削除」から「フィット」までの欄が選択肢画面の左側に出現します。ひとつずつ効果を紹介していきましょう。
まず「反転」ボタンを押したら反転します。
「フィット」ボタンを押すと文字が画面全体に拡大します。
・フィット前
↓フィット後
文字の向きが逆になっているので、単に拡大したわけではないのがわかるでしょう。ちなみにもう一度「フィット」ボタンを押しても、無反応です。
次に「前後」ボタンで、重なっているスタンプの順番が入れ替えられます。この効果を解説するため、次のスタンプを重ねた状態にしました。
スタンプを選択した状態で「前後」ボタンを押すと、真ん中に選択肢ボタンが出ます。このなかから「背面に移動」を選んでみましょう(「HAPPY NEW YEAR」の文字を選んでいます)。
「HAPPY NEW YEAR」の文字が後ろになりました。
今度は赤い屋根のスタンプを貼り付けます。
今度も「背面に移動」を選択しましょう。
屋根は真ん中に移動しました。
屋根が前にある状態に戻して「最背面に移動」を選びます。
少々わかりにくいかもしれませんが、一番後ろに来ました。
同じような操作で「最前面に移動」ボタンを押すと、一番前に出したいものを前に出せます(「HAPPY NEW YEAR」の文字を選んでいます)。
ただしスタンプが3つ以上重なっていると、なにが選択されているか分かりにくくなりました。『今このスタンプを選択していますよ』といった具合に、選択中のスタンプが小窓で表示されません。
選択中のものは、スタンプ画像の大きさに合わせて赤い枠が表示されます。これに気づいても最前面に出したいスタンプを選択するのに、少々苦労しました。スタンプは重ねても、最大ふたつに収めた方がよいかもしれません。
次に「削除」ボタンで削除できます。
選択したスタンプが削除されました。
最後に「元に戻す」ボタンでひとつ前の状態に戻れます。いったん消したスタンプも元に戻りました。
ちなみに「元に戻す」ボタンはひとつ前でなくても、数回分も前の状態に戻せます(「元に戻す」ボタンをその分押すだけでOKです)。
今度は文字を追加します。ちなみに文字の編集もスタンプでやったように、ドラッグ・アンド・ドロップでの拡大・縮小や回転・前後の入れ替えができます。ここでは文字の編集でできることに絞って解説しましょう。
やり方はまず選択肢のなかから「文字」をクリックして、文字枠を表示し入れたい文章も入力します。内容がこれでよいのなら下の「決定」ボタンを押します。なお文字枠表示を取り消したい場合は、右上の「☓」ボタンを押してください。
「決定」ボタンを押すと文章が表示されました。
今度は縦書きにします。Aと↓と縦線が付いているボタンを押して、灰色にしてください。同じように決定ボタンを押します。
縦書き表示になりました。日本語の縦書き表示にしたい場合、句読点の位置に苦労するでしょう。しかしあまり不自然になりません。
標準になっている楷書体の文字サイズ15から、丸ゴシック体の文字サイズ25に変更します。やり方は文字入力欄の下にある、下の枠から下矢印をそれぞれクリックしましょう。選べるフォントは7種類だけですが、文字サイズは最大255まであります。
画面枠からはみ出てしまいました。
ここでダブルクリックして文字枠を再表示しましょう。改行がキーボードの「ENTER」キーで可能なため、押してください。
きちんと反映してくれます。
次に文字色を変更しましょう。やり方は下の色枠から、好きなものをクリックします。今回はピンクを選んでみました。
なお一括でしか文字の色は変更できません。たとえば文字入力で『良いお正月を』だけ範囲指定して、文字色ボタンを押してもその部分だけ変えることは不可能です。
よい言葉が思いつかない場合、あらかじめ文例集から文字の追加が可能です。やり方は文字枠の「文例集」ボタンをクリックしましょう。
そうすると次のように数多く出ます。たとえば『本年はオンラインでなくお目にかかれますこと念じます』と、時代性を反映した文言があるのです。表層的なものに感じない文例が、数多く用意されていて好印象でしょう。
また他の用途用もあります。こちらではフォーマル用が標準になっているため、「下矢印」ボタンで他の用途用を出します。今回は「引越報告用」を出しましょう。やり方はカーソルを合わせてクリックです。
そうすると次のように出ました。
このなかから今回は、右のバーをドラッグで下に動かして「旧年中は大変お世話になりまして、~」の文言を選びます。やり方は左横の「◯」ボタンを選択して、「決定」ボタンです。
自分自身で先程入力した文字が消去され、新たに追加されました。もちろん決定ボタンを押したら反映されます。
一度保存したい場合はまず「完成ボタン」を押します。次にデザイン名(Wordでいう保存ファイル名)を入力しましょう。標準では『デザイン1』になっていますが、今回は『レビュー1』にしました。なお標準名で良いなら、この操作は飛ばしても大丈夫です。そうして「OK」ボタンを押します。
次のように反映されました。ここから横の「新規作成」ボタンを押して、フォーマル用からカジュアル用など、さまざまな用途の年賀状をはじめとするデザインを作成していけます。
今回は画像や文字の編集方法をメインに紹介しているので、ここのパートもあえて軽くしか触れません。満足するデザインに仕上げたら、下の「印刷する」ボタンを押します。みえない場合はスクロールしてください。
次の枠が出てくるので、「ネットプリント」をこちらは選択します。
印刷したい裏面と表面を選択して作業を進めます。
当然住所や名前を書く表面も、編集可能です。やり方はサンプル住所録をクリックしてください。
次の画面が出たら「編集」タブをクリックしましょう。
サンプルで使われている名前や、住所などの変更ができます。
文例集から文字を追加する「筆王 みんなの筆王」の使い方を詳しく解説!作成途中だけどいったん辞めたいというときには、そのままブラウザを閉じても保存してくれます。ちなみに同じパソコンの別のウェブブラウザでログインしても、同じように表示してくれました。
パソコンを閉じて再度起動しても同様に保存状態が残るため、うっかり保存し忘れを防げます。ただし完全に再現できるわけではないようです。あくまでもしもの場合における、バックアップ程度と捉えた方がよいでしょう。
スタンプや文字の追加ではない、元の素材にある絵や文字も拡大・縮小や回転などができます。
Wordなど他のソフトではキーボード「ctrl + Z」ボタンで、よくひとつの前の状態に戻ります。しかし「みんなの筆王」ではそれがないようです。人によってはキーボードを間違えて押して、混乱するという方もいるでしょう。その防止にはなります。
実際に操作しても、みんなの筆王は使いやすいことがわかりました。またソフトをインストールせずにWebサイト上で出来るのもあってか、操作中重たい印象もありません。年賀状作りで迷っている方は、ぜひともみんなの筆王を利用してみましょう。