VLLOは、iPhone/Android向けに提供されている動画編集アプリです。パソコンで使用する動画編集ソフトにも劣らないレベルのクオリティで、動画を作成出来ます。無料版と有料版がありますが、無料版でも編集機能の制約が他の動画編集アプリよりも少ないので、初心者にも扱いやすいアプリといえます。今回の記事では、VLLOの基本的な使い方や、有料版への変更方法などを解説していきます。
動画編集アプリ「VLLO」は無料版と有料版がありますが、今回は初めて動画編集をする初心者の方に向けて、無料版での動画作成の手順を説明していきます。※使用している端末はiPadになります。
アプリをダウンロードし、アプリを起動させましょう。アプリを開くと、以下のような画面が表示されるので、真ん中にある「ビデオ・GIF作成」アイコンをタップします。
クリックすると、写真へのアクセス許可を求められますので、「すべてのアクセスを許可」を選択します。
「ビデオ・GIF作成」アイコンをタップすると、以下のような動画・画像を選択できる画面が出てきます。ここから使いたい動画または画像を選択し、動画配置は「差し込み」にして、右下にある赤矢印を選択します。
次に、作成する動画の画面サイズを設定します。基本の画面サイズ設定は16:9となっています。Youtubeなどへ投稿する場合は、画面下の「プロジェクト作成」をタップします。インスタグラムやTwitterなどへ投稿する場合は、設定を1:1または4:5に設定してください。スマホ同士で動画共有する場合は、9:16にすると縦向きで動画を見ることができます。
画面サイズを設定した後は、左側にある「BGM」・「効果音」・「音声」で、動画に音を付けることができます。それでは、それぞれの設定方法をご紹介します。
まず、左側にある「BGM」をタップします。
動画に該当するシーンを選択します。
そうすると、サンプル曲がいくつか表示されます。曲名のところをタップすると、選択した曲が再生されますので、動画にあったBGMを選択しましょう。挿入する曲を選択したら、右下にあるチェックマークをタップし、動画に挿入します。
ただし、鍵マークがついた曲については、後で紹介する有料課金が必要となります。ただ、音楽を聴くこと自体は無料なので、まずは音楽と動画を合わせてみて有料版にするか検討しましょう。
選択した曲を挿入すると場所を調整できますので、アイコンを左右に動かして挿入場所を確定し、挿入場所が確定したら、画面下にある「完了」をタップすると挿入完了となります。
効果音の設定については、「効果音」アイコンをタップし、BGMを設定した手順と同じ手順で設定することができます。
次に「音声」を録音し、挿入しましょう。「マイク」のアイコンをタップするとアクセス許可を求められるので、OKをタップし、画面中央下にある赤い丸ボタンをタップすると録音が開始されます。
録音が完了したら、BGMを設定した時と同様に位置調整を行い、「完了」をタップします。
これで、BGM・効果音・音声を動画に挿入することが出来ました。
次に動画にエフェクトを加える設定をします。エフェクトには、「ステッカー」・「フレーム」・「テンプレート」の3種類があります。ここではそれぞれのエフェクトの設定方法をご紹介します。
画面上の「ステッカー」をタップします。
そうすると、「モーションステッカー」・「フレーム」・「テンプレート」を選択する画面になりますので、まず「モーションステッカー」をタップしてみましょう。
そうするとVLLO内にあるサンプルが表示されますので、選択・挿入をしていきます。
位置を調整し、「完了」をタップすると、動画のタイムライン上に選択したエフェクトがどこに挿入されたか分かるような仕様になっています。
「フレーム」「テンプレート」の設定方法も、「ステッカー」の設定方法と同様です。画面左にある「フレーム」「テンプレート」のアイコンをタップし、エフェクトを選択・挿入し、「完了」をタップすることで設定が可能です。
これでエフェクトを設定することが出来ました。
エフェクトを追加した動画に「テキスト」・「ラベル」・「字幕」を挿入しましょう。まずは画面上の「テキスト」アイコンをタップします。
タップすると、画面左側から「テキスト」・「ラベル」・「字幕」を選択できるので、「テキスト」をタップします。
そうすると、以下のようにフォントデザインのテキストが多数表示されます。この中から動画に合うものを選択し、右下のチェックアイコンをタップして動画に貼り付けます。
ちなみにテキスト内の文章を変更する場合は、テキスト部分をタップすると入力フォームが表示されますので、そこに入力しましょう。
次は、「ラベル」の設定方法になります。「テキスト」の設定と同様に「ラベル」アイコンをタップすると、以下のようなイラスト付きの素材が表示されるので、希望のイラストを選択・挿入し、「完了」をタップします。
最後は、「字幕」の設定方法です。「字幕」アイコンをタップすると、以下のようにフォーマットテンプレートが表示されますので、選択・挿入し、テキスト部分を入力して、「完了」をタップします。
これで、「テキスト」・「ラベル」・「字幕」の設定まで完了しました。
次に動画内に画像を設定する方法をご紹介します。これまでと同様に動画のタイムラインから「PIP」をタップします。
次に左側に「画像」・「GIF」・「動画」のアイコンが表示されますので、まず「画像」をタップします。
そうすると、端末内の画像フォルダが表示されます。
そこから希望の画像を選択・挿入します。これも音声やテキストの時と同様に、位置調整をしながら挿入が可能です。
ちなみに、「動画」の挿入は有料コンテンツになりますので、注意が必要です。
最後に、動画全体の雰囲気を左右する「フィルター」を設定します。画面右下にある「フィルター」をタップします。
そうすると、バリエーションが多数表示されるので、希望のフィルターを選択したら、右下のチェックアイコンをタップします。
動画編集が完了したら、画面右上にある「上矢印」アイコンをタップします。
そうすると、解像度やフレームレートを選択する画面が出てきますので、任意の数値を選択したら、「抽出」をタップします。
ここで表示される「解像度」とは、画像の綺麗さを決める設定のことです。「フレームレート」は、動画の滑らかさを決定します。ここを操作すれば、4K画質やヌルヌル動く動画に仕上げることが出来ます。
動画を抽出しているときは、以下のような画面になります。この時はアプリを閉じないように注意しましょう。
動画の抽出が完了すると、「カメラロールに動画を保存しました」と表示されますので、スマホ内のフォルダから作成した動画を確認しましょう。
冒頭でもご説明させて頂きましたが、VLLOは無料版と有料版があり、鍵マークがついたコンテンツは、有料版でないと使用できません。有料版にする場合は、以下の手順を踏めば可能です。
まず、鍵マークのついたエフェクトを選択します。すると、右上に「有料機能-プレミアムが必要」と記載された鍵アイコンが出てくるので、そちらをタップします。
タップして進めると、利用したコンテンツの種類が表示され、有料版への案内が表示されますので、ここから有料版へ設定することが可能です。
有料版は、プランによって支払い方法が異なります。それぞれのプランと料金は、以下のようになります。
週刊プランが250円、月額プランが450円、年額プランが880円なので、2ヶ月以上有料版を利用する場合は、月額ではなく、年額プランまたは無制限プランを利用したほうがお得です。
有料版にすることで利用可能になる機能は、以下の4つになります。
次に、有料版にすることで追加されるコンテンツは、以下の6つになります。
無料でも十分な機能がありますが、やはりコンテンツの素材数が圧倒的に増えるので、よりクオリティの高い動画を作成することが出来ます。特にBGMについては、わざわざ外部サイトから音源をダウンロードしなくても、アプリ上の素材で十分ハイクオリティな動画作成が可能なほど充実しています。
スマホでもVLLOを利用すれば十分動画編集が可能ですが、中にはパソコンで編集作業がしたいという方もいらっしゃるかと思います。ここでは、VLLOをパソコンで利用することが出来るか調査してみました。
結論から言うと、エミュレーターと呼ばれるソフトを利用することで、パソコンでもVLLOを利用することは可能です。しかし、そもそもVLLOはスマホ用のアプリであり、パソコンの場合はパソコン用の高性能な無料動画編集ソフトがありますので、あまりおすすめしません。どうしても利用したい場合は、以下の手順でソフトをダウンロードしてみてください。
今回は、動画編集アプリ「VLLO」の基本的な操作手順と疑問店を解説させて頂きました。少し前であれば、動画編集はパソコンで行うのが当たり前でしたが、スマートフォンの性能が著しく向上しているおかげで、アプリでも簡単に動画編集が出来るようになりました。
ご紹介したVLLOは、うまく使いこなすことが出来れば、Youtubeなどの動画投稿サイトにアップする動画を作成することも可能です。勿論、他にも動画編集アプリはありますが、今回の記事を参考にして頂き、是非一度VLLOを試してみてはいかがでしょうか。