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アイディアをすばやく具現化し、頭のなかを整理するのにおすすめとされているのが「マインドマップ」です。手書きで作ろうと思うと、なかなか難しいものでしょう。そこで今回は手軽にマインドマップを作成できるツールをご紹介します。マインドマップを取り入れることで、仕事だけではなく、日々の生活にもメリハリがついてくるでしょう。この機会に「マインドマップ」に取り組んでみてください。
マインドマップとは、脳内にある思考やアイディアを可視化する方法のひとつとなります。イギリスの著述家である「トニー・ブザン」氏が、提唱したものです。自分の目指すものや表現したいものを中心に、そこから関連性のあるキーワードや出来事、イメージをつなげていきます。そしてどうすればそこに辿り着けるのかという思考を、可視化するのです。
人の脳内では、さまざまな思考やアイディアが浮かんでいます。しかしそのときによって情報が削除されてしまい、タイミングによっては脳内の整理やアイディアの向上が難しい場合があります。マインドマップは、脳内にあるデータを具現化することで、合理的に行動できる標準を作成可能です。
さらに「目標のためになにをするのか」といった、道のりを明確にできます。現在では企業の情報共有やプレゼン、タスク管理などあらゆる面で利用されております。さまざまな分野で利用できる方法のひとつです。
マインドマップツールには以下のような機能が搭載されています。
長い文章で説明するよりも合理的で視覚的にもわかりやすく、プレゼンをする上で重宝する機能です。ツールによっては便利なテンプレートを備えているため、必要な項目の入力で簡単にマインドマップを作成できるようになっています。
マインドマップツールのなかには、オンラインでリアルタイム編集可能なものもあります。ネット環境やスマホなどから、編集が可能です。また複数のユーザーからアクセス編集が可能なため、同時編集などの共同作業も可能になっています。
WordやExcelといった、お馴染みのアプリで作成したデータからマインドマップを作成できます。またWebサービスなどを利用して連携を取るなどの、機能も充実しています。複数のアプリでマインドマップデータを共有する際や、離れた場所からのやりとりなどに活用できるでしょう。
マインドマップツールでは、Microsoftオフィスをはじめとする形式への対応はもちろん、HTMLやPDFなどにも対応しております。ほとんどのアプリで作成・編集、閲覧が可能です。職場で決められたアプリを使用している場合や、環境が限られている場合でも心配する必要性はありません。
マインドマップは、平たくいうと「脳内の整理」を行う作業です。自分自身でさまざまなことを管理できる人は、自然と脳内でマインドマップと同じことを行っています。しかし生活環境や仕事状況・心理的状況などから、つねにマインドマップを描くことは難しく忘れてしまうこともあります。
マインドマップを行うことで、日々の生活でまとめきれない脳の内部整理が可能です。また複雑な状況でも「具体的な解決策」を作り出す思考や、イメージを作り出せます。マインドマップを作っていくことで、より的確・合理的に考えることが可能になります。「余計な心配や不安」から解放されることにもなるでしょう。
Mac・iPhone、iPadのみに対応したマインドマップアプリです。日本語に対応しており、制限付きではあるもの無料使用可能です。Apple製品に特化している分、デバイス間での連携も純正並みに安定しております。いつでもマインドマップにアイディアを書き留めておきたい人におすすめです。
公式URL:https://www.mindnode.com
初心者でも作成でき、豊富なテンプレートを用意している日本語対応のオープンソースソフトです。Windows・Mac、Linuxに対応しており、使用環境で悩むことはほとんどありません。過去にはさまざまな賞を受賞していることもあり、歴史と実績のあるアプリです。ただし無料版では限定的な機能しか利用できないため、本格的な利用には有料版の購入が必要となるでしょう。
公式URL:https://jp.xmind.net
ブラウザ上で利用できるマインドマップツールで、全世界1,000万人以上のユーザーが利用しているといわれています。ブラウザ上で起動するため、PCやデバイスの制約を受けないというメリットがあります。ネット環境さえあればどこでも利用可能です。日本語に完全対応しており、無料でも期間制限はないため安心して使えるでしょう。
公式URL:https://mindmeister.jp/features
無料から利用できるオンラインサービスで、Mindmeisterと同じくデバイスに依存しません。ネット環境さえあれば、どのデバイスでも使用可能です。miroは全世界で1,500万人以上のユーザーが利用する、巨大マインドマップツールです。Mindmeisterと同様に、豊富な機能を備えています。こちらは日本語に対応していないため、英語が苦手な人には難しいかもしれません。
公式URL:https://miro.com/ja/
オンラインやWindows・Mac、iPhone・スマホなど、あらゆるデバイスに対応したマインドマップツールです。マインドマップやアウトラインの、作成が可能になっています。無料プランではオンライン限定になっているものの、有料プランであればさまざまなデバイスで使用可能です。いつでもアイディアを具現化できます。また日本語に対応しているところもポイントです。
公式URL:https://www.mindomo.com/ja/
Backlog (日本シェアNo1のプロジェクト管理システム)を、運営しているヌーラボ社が提供している、マインドマップ総合オンラインツールです。Cacooにはマインドマップの他に、フローチャート・プレゼン資料作成などの機能を備えています。100種類以上のテンプレートによって、初心者でも簡単にマインドマップを作成できるでしょう。
マインドマップは「アイディアをまとめるツール」です。思いついたときに次々書き込める方がよいでしょう。ひとつのデバイスに限定されたものではなく、複数のデバイスで利用できるものを使ってみてください。
マインドマップはイメージを即座に具現化することが大切です。操作性で戸惑うようなツールを使うことは、おすすめしません。なにも考えずに使えるツールを厳選しましょう。ツールのデザインや操作性なども重要視するポイントです。
有料プランの方が機能性は優れています。しかし個人で使う場合と複数で使う場合で、使い方は大きく異なるものです。まずは無料プランで利用して、使い勝手に慣れましょう。
今回の記事では、初心者でも簡単に作成できるマインドマップツールをご紹介いたしました。ツールの使いやすさや親しみやすさは、人によるものでしょう。まずは無料ツールを複数使ってみて、最良のマインドマップツールをみつけてください。